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『しゅふJOB』の成長と新たな成長領域が立ち上がった1年
柔軟かつ大胆な運営体制の変革により、
企業価値の最大化とソーシャルインパクトの創出を両立させる

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2026年3月期の業績を振り返ってください

積極的な認知度アップ施策が奏功し、メディア事業が大きく伸長
『しゅふJOB』と親和性の高いエッセンシャルワークの人材派遣ニーズも拡大

三原

2026年3月期の連結業績は、売上高12,008百万円(前期比7.1%増)、売上総利益5,868百万円(前期比19.5%増)、営業利益189百万円(前期比41.3%減)、経常利益176百万円(前期比45.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益51百万円(前期比73.7%減)となりました。
グループ全体のトップライン、売上総利益は伸長し、利益は公表していた計画を上回る数字での着地となりましたが、もっと伸ばしたかったという思いもあります。

増村

一言で表すと、事業ごとに極端な年度だったと思います。
派遣・紹介事業は計画に届きませんでしたが、メディア事業はテレビCMの放映エリアを拡大したことも寄与して『しゅふJOB』のブランド認知力が大幅に向上。求人応募数も増加しました。
想定以上に成長したため、派遣・紹介事業のビハインドをカバーできたと思います。

三原

昨年との大きな違いは、人材派遣サービスにおいて介護や看護業種等を指すエッセンシャルワーク領域の需要が拡大したことです。
『しゅふJOB』との親和性の高さから、上場以前より想定していた需要ですが、2025年4月にスタートして、2026年3月第4四半期は、四半期で7,000万円を超える売上を計上しています。
また市場としては、介護や看護だけでなく「地域に根差した仕事」として塾の先生などの子どもや幼児の教育に関わる仕事も非常にニーズが高まっています。
女性の4人に1人がエッセンシャルワーカーともいわれており、またAIによる代替えが難しい仕事でもあることから、さらに継続的な成長が期待できます。
これまで関東エリアを中心に展開してまいりましたが、旺盛な需要を受け、最近関西エリアでの開拓も進めております。

三原

外部環境の変化として感じているのは、20代、30代を中心に、正社員雇用を希望する人が増えてきたことです。
また、共働き世帯のパワーカップル化(夫婦双方で高収入を得る)も目立っています。16年前、私たちは仕事と家事・育児の両立を目指す女性をサポートするために『しゅふJOB』を立ち上げました。しかし今は、夫婦で力を合わせて仕事・育児の両立とキャリアアップを目指すことが可能な時代。
これからの20年は、すべての共働き世帯が理想とする仕事と生活を実現できるよう、時代に合わせた価値創造に取り組んでいきたいと思います。

増村

先ほど、派遣・紹介事業が計画未達となったとお伝えしましたが、その背景には、企業側における雇用形態の変化があります。
従来は、正社員以外の人材活用手段として派遣が中心でしたが、最近は業務委託契約の活用や、正社員における時短勤務・在宅勤務など、多様な働き方が求められ、また受け入れられるようになりました。
こうした環境変化により、人材マーケットの構造自体が大きく変化しています。

三原

ハイスキル人材の派遣サービス『スマートキャリア』の伸長も、マーケットの変化が要因のひとつ。
これまでのニーズはオペレーションワークが中心でしたが、昨期あたりから総合職採用の人材の代替えとして『スマートキャリア』を利用するお客様が増えています。
現在は中堅・中小企業からの需要が中心ですが、今後は大企業においてもニーズが高まっていくと考えています。

売上高
2026年3月期 12,008 百万円
+7.1%
2025年3月期 11,214 百万円
売上総利益
2026年3月期 5,868 百万円
+19.5%
2025年3月期 4,910 百万円
売上総利益率
2026年3月期 48.9 %
+5.1pt
2025年3月期 43.8 %

2027年3月期の業績計画と取り組みについて教えてください

高効率化と成長領域へのリソースシフト
ブランド認知の拡大と次なる成長フェーズへの転換を図る

増村

2027年3月期の連結業績は、売上高14,568百万円(前期比21.3%増)、売上総利益7,300百万円(前期比24.4%増)、営業利益300百万円(前期比58.4%増)、経常利益268百万円(前期比51.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益161百万円(前期比213.9%増)を見込んでおります。
今期の取り組みのテーマはトランスフォーメーションです。派遣・紹介事業では、特に事務派遣のような需要が限られてきた分野の高効率化を図り、介護・医療など、需要が拡大している領域にリソースを投入します。
中京・関西圏への進出も含め、ドラスティックに進める計画です。成長ドライバーのメディア事業では、福岡での『しゅふJOB』テレビCM放映や、代理店との協業を強化し、全国レベルでの認知度向上と収益力拡大を目指していきます。
そしてDX事業では、毎期110~115%程度で推移している売上成長率をより高めるため、提供できるソリューションの幅を広げていく計画です。そのために人材採用を強化し、再現性の高いセールスやマーケティング手法の確立と効率化を推進します。
2027年3月期については巡航速度での伸長を見込んでおりますが、DX事業の中身をより強化・改善させることに注力し、将来的な成長カーブをさらに加速させるための基盤を整える1年にしたいと考えています。

三原

AIの活用もグループ全体で進んでおり、まず2027年3月期は1億円の経済効果を生み出すことを目標に掲げています。なかでも重点を置いているのはフロントまわりです。
「ミドル、バックオフィスの煩雑な作業を効率化したい」という意見もありましたが、売上拡大に直結する取引における意思決定スピードを上げることが先決と考えました。
エンジニアの習熟度やプロジェクトの成果を可視化する一方、テーマを細分化して研修や勉強会を重ねたことで現場の対応力は高まっており、2025年12月~2026年3月の毎月の集計において、AI活用率は毎月90%を超えています。

中長期的な成長に向けた戦略についてお聞かせください

『しゅふJOB』を軸にブランドごとの事業ポートフォリオマネジメントへ転換
新たな収益の柱を育成し、収益機会の多様化を目指す

三原

現在の事業会社別の戦略から脱却し、ブランドごとの事業ポートフォリオマネジメントへの転換を図ります。
当社グループは、株式会社ビースタイルホールディングスと4つの連結子会社で構成され、それぞれが独立した事業会社としてマーケティング、セールス、サービス機能を有しています。
この運営方式では、グループ全体でのシナジー最大化が難しく、各市場における競争力を十分に発揮しきれない場面もありました。

こうした課題を打破するため、成長のコアである『しゅふJOB』を通じて獲得した顧客基盤や働き手の皆様を、グループ内の各事業とシームレスにつなげる戦略を取っていきます。
その上で、商品開発・マーケティング・セールスを横断的に展開し、グループ全体の売上拡大と顧客単価向上につなげる体制を構築します。

三原

実現に向けて、『しゅふJOB』ブランドを軸とした推進体制を強化するとともに、グループ横断でデジタルマーケティング施策の企画・運用を担う専門組織を配置するなど、人材配置・組織体制の強化を進めました。
これにより、マーケティング投資を『しゅふJOB』へ集中できる体制が整い、収益力向上に向けた大きな変革が進んでいます。今後は、『スマートキャリア』など他ブランドへも同様の取り組みを展開していく考えです。

『しゅふJOB』に関わるシステム開発も進めています。
開発の目的は、応募数の増加につながる新機能リリースと運用の効率化です。このプロジェクトは、現システムを初めてリリースしたとき、要件定義が甘かったために後々の工程まで苦しんだ教訓を共有してスタート。進捗は極めて順調で、2028年までのリリースを予定しています。

将来的なブランド化と成長が期待できるサービスとしては、DX事業で提供しているiPaaS(アイパース:多岐にわたる業務システムを統合・自動化できるシステム統合プラットフォーム)を利用したシステムの受託開発が挙げられます。
特にニーズが高まっているのはWorkato(ワーカート:クラウド、チャットボットやRPAロボットと連携し、組織を横断して業務を自動化するiPaaS)の受託開発案件です。
多くの企業では、各部門で個別にSaaSを導入した結果、システムやデータが分散し、業務連携や情報共有が複雑化するケースが課題となっています。Workatoの導入で部門横断的につなぎ、全社最適で運用したいというニーズが高まっています。
近い将来、新たなブランド軸として定着し、クロスセルサービスとして展開できるかもしれません。

株主・投資家の皆様へのメッセージをお願いします

時価総額を高めて経済的効果を創出し、課題解決によって持続的な社会づくりに貢献
永続的に支持される会社を目指し、変わることを惜しまない私たちの挑戦にご期待ください

三原

ビースタイルホールディングスは、「世界を変えるソーシャルカンパニー」をコンセプトに、売上・利益の成長および時価総額の向上による経済的効果の創出、社会課題の解決を通じた持続的な社会への貢献を目指しています。
経済的効果の創出においては、事業拡大と収益性の向上によって企業価値を最大化し、株主の皆様をはじめとするステークホルダーへ還元。社会的課題の解決においては、少子化や労働力不足、多様な働き方の実現といった課題と向き合い、ライフステージに応じた就業機会の創出や性別に関係なく力を発揮できる環境の整備を推進。就業率の向上や世帯所得の底上げに貢献しています。
また、私たちは社員だけではなく、派遣スタッフや求職者、取引先、地域社会といった幅広いステークホルダーとの関係を重視しています。
今後も企業規模の拡大とともに、より多くの人々から支持・共感される存在となることを目指し、持続的な成長基盤の強化に取り組んでまいります。

増村

最初からマーケットやカテゴリーを絞るのではなく、今、目の前にある社会的な問題を解決するために事業やサービスを創出する。
それがビースタイルホールディングスの特徴であり強みです。だからこそ株主・投資家の皆様に期待していただき、その想いにお応えするために変化を遂げていくことができる。
私はそう考えています。変わることを惜しまない我々の挑戦に、今後もご期待ください。

Topics 通期トピックス/決議ご通知

「しゅふ川柳2026」結果発表
—過去最多の約5万票の投票により選出!

『しゅふJOB』主催の「しゅふ川柳2026」の結果が発表されました。
当社では、「主婦・主夫のリアルな声を発信し、社会に届けよう!」という思いのもと、2023年から「しゅふJOBプレゼンツ しゅふ川柳」を開催しています。
第4回目となる今回は、「生成AIの浸透」「年収の壁」「物価高騰」など時代の動きを映すテーマが多く見られ、さらに、一般投票では過去最多となる約5万票が集まり注目度の高い企画となりました。
ゲスト審査員として、野々村友紀子さん、2丁拳銃さん、キンタロー。さん等を迎え、共感性やユーモア、表現力など多角的な観点から厳正な審査が行われました。
受賞作品の詳細や審査員のコメントは、公式サイトにてご覧いただけます。

また、しゅふのための求人サイト「しゅふJOB」は本年でサービス開始16周年を迎えました。
今後も、しゅふの皆様に寄り添い、生き生きと働ける社会の実現を目指し、時代の変化に応じた価値あるサービスの提供に取り組んでまいります。

総応募数6,769句の中から、
投票数5万票超えにより選ばれた
各部門の『大賞』をご紹介いたします。

しゅふの日常部門
寝ない子と 寝てる夫と  寝たい妻 (東京都 むーむー 43歳 女性)
はたらく部門
賃上げを 追い越していく    物価高 (福岡県 へのへの 35歳 男性)
母の日部門
くださいな カーネーションより  バケーション (愛知県 さごじょう 43歳 男性)
父の日部門
子の手紙 AI作と 知らず泣く (茨城県 コタラフ 45歳 男性)

惜しくも受賞を逃したノミネート作品にも、しゅふのリアルな思いがあふれています。ぜひ公式サイトからご覧ください!

第7回定時株主総会決議ご通知

2026年6月24日(水)開催の当社第7回定時株主総会におきまして、下記の通り報告及び決議されました。

報告事項
  • 1.第7期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)事業報告の内容、連結計算書類の内容並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
  • 2.第7期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)計算書類の内容報告の件
決議事項
第1号議案 定款一部変更の件
第2号議案 取締役4名選任の件
第3号議案 監査役1名選任の件
第4号議案 退任監査役監査役に対する退職慰労金贈呈の件
第5号議案 取締役(社外取締役を除く)の非金銭報酬枠の設定の件

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