株式会社ビースタイル

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2021年を振り返り、女性は働きやすくなったと思うか?「実感ない」77.9%|2022年は「女性が働きやすくなる」40.2%、「在宅など自由にキャリアを選べる」52.6%

2021年12月8日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『働く女性の2021』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:589件)


調査結果概要

1.2021年を振り返り、女性が働きやすくなった実感「ない」77.9%
2.働きやすくなった実感「産育休や在宅勤務などの制度が充実してきた」51.5%
3.2021年は「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになった年」50.3%
4.2022年予測「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになる年」52.6%
5.2022年予測「女性が働きやすくなると思う」40.2%
6.働きやすくなる理由「働く女性の数がさらに増える」59.1%
7.フリーコメントより

2021年を振り返り、女性が働きやすくなった実感「ない」77.9%


働きやすくなった実感「産育休や在宅勤務などの制度が充実してきた」51.5%


2021年は「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになった年」50.3%


2022年予測「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになる年」52.6%


2022年予測「女性が働きやすくなると思う」40.2%


 


働きやすくなる理由「働く女性の数がさらに増える」59.1%


フリーコメントより抜粋

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態) ※全員女性
 
<2021年は女性が働くことについてどのような年だったかの質問で「その他」を選んだ人の声より抜粋>
・元々女性でもスキルやキャリアのある方以外は働き場がないが、コロナでよりなくなった(50代:派遣社員)
・ここ数年さほどの変化を感じていない。まあまあ女性も働きやすくはなったが、まだまだ諸問題は各企業に
 残っている(40代:パート/アルバイト)
・全く改善されないばかりか、コロナ不景気の企業の雇用調整弁になった。今までは対象外だったパートまで
 クビになる女性が(40代:フリー/自営業)
・コロナで在宅が増えたママも多いですが、子供を預けれない状況が発生し体調が悪くなった人も多かったと
 思います(40代:派遣社員)
・女性の社会進出云々以前に、結婚後も夫の収入だけでは生活が成り立たないために妻も外で働かなければ
 ならない状況がどんどん深刻になっている過程にある年(50代:今は働いていない)
・コロナ感染の影響で、子育て世帯では女性が涙を流す事の方が多かったのでは無いかと思う
 (40代:契約社員)
・働きやすさは改善されているのかもしれないが、まだまだ女性が生計をたてられる程の給与レベルに至って
 いない(40代:正社員)
・コロナ禍のせいもあるかもしれないが、採用人数が圧倒的に少なかったように思う(40代:今は働いていない)
・女性に家事と育児に加えテレワークの夫の面倒まで見なくてはいけなくなった年(40代:パート/アルバイト)
・今までと変わったという印象はない(40代:パート/アルバイト)
・コロナ含めてストレスからか職場イジメや不満が目立つ年(30代:正社員)
・即戦力になる30~40代の中途採用が転職しやすくはなった(30代:パート/アルバイト)
・相変わらず女性の給料は安いまま(60代:フリー/自営業)
・男性も働き方を変えてくれたことによって、女性が働き易くなった(50代:パート/アルバイト)
・相変わらず、女性は働き難い(50代:派遣社員)
・在宅ワークなど働き方は柔軟になりつつあるが、まだまだ女性が家庭を持ちながら働くには社会の理解が
 深まっていない年(40代:パート/アルバイト)
・女性が働く場所が増えるのは良い事だが、ただ頭数を増やしてるだけのようにしか思えない
 (50代:今は働いていない)
・未だに女性が働く環境や条件が厳しい国だと思います(40代:契約社員)
・これからの主婦の働き方などを考えさせられる年(50代:パート/アルバイト)
・パート主婦が働きずらい1年でした(50代:パート/アルバイト)
 
<2022年は女性が働くことについてどのような年になると思うかの質問で「その他」を選んだ人の声より抜粋>
・女性が…ということにこだわらなくなるといいと思う。女性も男性も権利ばかりでなく他人への感謝とか
 忘れずに働けるといいです(40代:その他の働き方)
・あまり変化はないのではないか(50代:SOHO/在宅ワーク)
・経済的に働かざるを得ない層の増加(50代:派遣社員)
・経済が回らないのに女性が働く環境がよくなるわけない(40代:パート/アルバイト)
・企業によって女性の働く環境の整え方に差がひらいていく年(50代:派遣社員)
・世間の考え方が変わらないので変わらないと思う(40代:今は働いていない)
・環境が改善されるとは思えない(60代:パート/アルバイト)
・やむを得ず働かざるを得ない女性が増えるだろう(50代:その他の働き方)
・改善されることはないと思います(30代:派遣社員)
・ジェンダーレスとか言いながら男尊女卑が続くんでしょうね(40代:今は働いていない)
・コロナが収束すれば良くなるが、また感染拡大すれば全体的に悪い方向へ行くと思う(50代:派遣社員)
・専業主婦を選びたくても、選ばせてもらえない年。働かなければならない雰囲気になりがちな年
 (40代:今は働いていない)
・ブランクがある女性も働ける年(40代:パート/アルバイト)
・コロナが落ち着きオフィス出勤が増えることへの不安(40代:正社員)
・コロナ禍によって、価値観が様変わりした方も多いが、まだ社会が対応するには時間がかかりそう
 (40代:今は働いていない)
・何も変わらない(30代:契約社員)
・女性に理解のない上司は必要なくなっていく年(50代:派遣社員)
・必要とされる人と要らないといわれる人がより明確になる年(50代:今は働いていない)
・もう何年もこのままなんで大きく変わらないと思う(40代:派遣社員)
・実務経験や年齢が高いと採用が難しい年(50代:今は働いていない)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

 昨年に引き続き、2021年もコロナ禍の影響を大きく受けた一年となりました。主婦層を中心とする就労志向の女性に「2021年を振り返って、2020年より「女性が働きやすくなった」実感はありますか」と尋ねたところ、8割近くが「ない」と回答しました。何年にもわたって女性活躍推進の必要性が指摘されている中で残念な状況が続いています。「2021年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思いますか」との質問には、過半数が「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになった年」と答え最も多くなりました。背景として、コロナ禍を機に在宅ワークが身近になり、一部では定着していることも関係しているかもしれません。

 「2022年は「女性が働く」ことについて、どのような年になると思いますか」との質問でも、「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになる年」との回答が過半数でした。「2022年は、2021年より「女性が働きやすくなる」と思いますか」との質問には4割の人が「思う」と回答しています。2021年を振り返って女性が働きやすくなった実感がある人は、2022年は女性がより働きやすくなると思う比率が8割を超えています。一方、実感がなかった人は、7割が2022年についても悲観的です。働きやすさを実感して未来に希望が持てる女性と、そうでない女性との二極化が進んでいるように感じます。

 フリーコメントには、コロナ禍の影響を感じている声が多く見られた一方で、何も変わらないという“あきらめ”を感じる声も多く見られました。ここ数年の全体傾向として、女性がより働きやすくなる環境への期待値に比べ、実感が伴わない状況が続いています。働きやすい環境を“あきらめ”ないで済む社会の実現が必要とされていると考えます。

川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦・主夫層”のべ35000人以上の声を調査・分析し、200本以上のレポートを配信。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員​
 

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員​
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)​
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)​
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など​
 
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:​
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数​
 
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』​他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数​
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める​


調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:589名 ※女性のみ
調査実施日:2021年11月17日(水)~2021年11月24日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や多様な働き方×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援やスーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑

Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/