株式会社ビースタイル

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男性の育児休業取得について、女性はどう思っているか?「取得すべき」87.5%、最適な取得期間「3か月以上」32.3%、男性育休のデメリット「妻のストレスが溜まる」48.1%

2022年4月21日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『男性の育休取得』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:684件)


調査結果概要

1.男性の育児休業取得について「取得するべき」87.5%/子どもの数別比較
2.男性の育休取得が必要な時期は「生後8週間以内」54.8%
3.男性の育休の最適な取得期間は「3か月以上」32.3%
4.男性の育休取得を促進する法律について「知っている」33.3%
5.男性育休取得のメリット「家事育児の経験が夫の視野を広げる」69.3%
6.男性育休取得のデメリット「却って妻のストレスが溜まる」48.1%
7.フリーコメントより

男性の育児休業取得について「取得するべき」87.5%/子どもの数別比較

 

男性の育休取得が必要な時期は「生後8週間以内」54.8%

 

男性の育休の最適な取得期間は「3か月以上」32.3%

 

男性の育休取得を促進する法律について「知っている」33.3%


男性育休取得のメリット「家事育児の経験が夫の視野を広げる」69.3%


男性育休取得のデメリット「却って妻のストレスが溜まる」48.1%


フリーコメントより抜粋

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・そもそも育児休業という名がないと休めないことそのものが問題(50代:派遣社員)
・当たり前の権利だと思っているのは私くらいでしょうか…… (50代:SOHO/在宅ワーク)
・理解のある企業は少ないと思う。リゲイン世代は思った以上に多い!(40代:パート/アルバイト)
・制度としてはとても良いと思うが、人により家事育児を手伝わず、長期休暇気分でダラダラ過ごす人が必ずいると
 思う。逆に妻の負担が増えると思う(40代:派遣社員)
・母親が育児をするのが当然かのように考えていた世代の人間ですが、間違いだったと最近強く思います。
 ワンオペ育児は、本当に大変でした。男性も育児休暇を取るのが当たり前の世の中になっていってほしいです
 (50代:契約社員)
・テレワーク等、家でできる仕事を増やして、育児休暇と半々にできれば良いと思います(50代:パート/アルバイト)
・一概に育休が必要とは思わないが、夫婦で話し合って必要と判断した場合にスムーズに取得できる仕組みがあるといい
 (40代:派遣社員)
・まとめて育休取得というより、ケースバイケースで休める体制が必要だと思います(50代:パート/アルバイト)
・夫が育児休業をとっても、「任せよう」という意識のある妻がいなさそう。妻の意識にも問題はあると思う
 (40代:フリー/自営業)
・まさに今息子が3か月の育児休業中です。お嫁さんと2人で育児家事を分担してなんとかやっています。ただ息子は
 大手勤務なので周りも取得しましたが職場によってはまだまだ取得しづらいと感じます。
 ちなみに次男は警察官ですが出世に影響するからと取得する気はありません(50代:パート/アルバイト)
・男性の育児休業も必要だが、全体的な労働時間の短縮がより必要(50代:その他の働き方)
・みんなが確実に取得すれば、気持ち的に楽になって子供がふえると思う。職場からとるように流れを作ってほしい
 (50代:派遣社員)
・休業という言葉の通り、休みと勘違いしてしまう男性も多いのではないか。かえって妻の負担とストレスが
 増えることにもなりかねないと思う(30代:今は働いていない)
・ウチの息子は8ヶ月の育児休暇をとりました。ちょうどコロナ禍で、その後も在宅勤務という形で復職出来たのは
 幸いです。しかし、今後のキャリアは心配です(50代:派遣社員)
・取得が広がるといいと思います。少しでも余裕があって家庭を大事にしたり休みやすい環境が整備されるといいです
 (30代:派遣社員)
・私は子供を3人産み、産休育休を取得しましたが、同じ職場の男性が半年育休を取得することになり、
 良いことだと頭では分かりつつも、(この人は産まないのにいいなぁ…)と思ってしまうのも正直あります
 (30代:正社員)
・男性に女性と同じだけの育児能力を求めることに無理はあると思うが、意識や認識・社会を変えていくことには
 大きな力になると思います。早く当たり前になることを望みます(60代:パート/アルバイト)
・必要な方は取ってください。未婚の人は、その人のフォロー分働いて職場復帰されたら、
 また、別の人のフォローですか?と思います。休む分、誰かが働いてます(40代:今は働いていない)
・育休をとるより、毎日残業なく帰宅してくれた方がありがたいと思う(30代:派遣社員)
・できれば男性の育休を受け入れられる社会になってほしいと思うが、現実には上司が理解がなかったり、
 仕事の内容によっても難しいかと思う(60代:パート/アルバイト)
・結局育児休暇を取る事で、昇進には必ず響くに違いない 現在、実際に夫は取りにくかった為に、とらなかった
 (50代:今は働いていない)
・子供は妻が育てるものでは無いので二人の子供は二人で協力して育児家事をするのはとても良いことです
 (60代:フリー/自営業)
・私の主人は育休を昨年取得しましたが、生後間もない子どもの世話は本当に大変で、主人が育休を取得して
 いなかったらどうなっていたかと思うと恐ろしいです。主人が積極的に育休を取得してくれたことに感謝です
 (30代:今は働いていない)
・育休のみならず、男性には取得する・しない、やる・やらない等選択肢がある時点で育児は女がするものだという
 決めつけがある。女性に、とらないやらないの選択肢はない(40代:今は働いていない)
・主人が2ヶ月育休をとりましたが、育児など全くせず自分のキャリアアップのため、全ての時間を費やしていました。
 いつもより家にいるため、家事や育児に口を出され、かなりストレスを感じました(30代:パート/アルバイト)
・以前は(現在もかもしれませんが)女性が育休取ると言うと男性社員は露骨に嫌味や悪口を言っていたものですが、
 時代が変わったなぁと思います(40代:派遣社員)
・どうして、自分の子どもを育てるために必要なものを周りの顔色をうかがいながら取得せねばならないのか
 (30代:今は働いていない)
・促進ではなく義務にすべき(20代:派遣社員)
・育休取得したのに、家事育児をやらない人間は言語道断だと思う。夫の企業側から、妻の夫に対する評価シートを
 提出させたらよいと思う(40代:契約社員)
・育児は女性が主体ですることという古い考えはなくしてほしいです。また、取得する人以外が迷惑・困るという
 雰囲気を出すと今まで通り取得しづらいので周りの理解・会社の体制や対応も伴って変化があると
 より良いと思います(20代:正社員)
・男女平等だと言いますが出産は女性にしかできません母乳も母親にしかできません、男性にはできないこと
 多々あります育児も同じです。父親、母親の区別はすべき!役割があるのです。男性の育児休暇は要らないと
 思います(40代:今は働いていない)
・男性に育休を取らせるなら、その前に育休中は家で何をするか研修を受けさせて、育休中に何をしていたか日報を
 つけさせるべきだと思う(40代:派遣社員)
 ・男性が育児休業したからといって、何が変わるのかな?と思う。それより、もっと稼ぐことに集中して欲しい
 (40代:パート/アルバイト)
・親と同居どころか近くに住んでおらずコロナのため里帰りもできず、親の手作い一切なく育児をしています。
 夫の会社は育休制度はありませんでした。産後無理をしたのがたたって、10ヶ月たった今でも体調が悪いです。
 そうゆう人にとっては、男性の育休が義務になるととても幸せだと思います(30代:今は働いていない)
・大手企業は、休みが取りやすいかも知れませんが、中小企業または、個人商店などは、厳しいと思います
 (50代:派遣社員)


しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

育児・介護休業法が改正され、4月から段階的に男性育休取得の促進策が施行されます。主婦層を中心とする就労志向の女性に、その認知状況を尋ねたところ「知っている」と答えた人は3割強に留まりました。法改正についてはまだあまり知られていないようです。しかしながら「あなたは男性の育児休業取得についてどう思いますか」と尋ねると、「取得するべきだと思う」との回答が9割近くに及びます。お子さんの数の違いで比較すると、お子さんの数が多いほど「取得するべき」と回答する比率は上昇する傾向にありました。男性の育休について、「取得するべき」と回答した人に「男性の育休取得が必要な時期」について尋ねたところ、「生後8週間以内」との回答が最も多く54.8%、「1歳を超えて2歳」と回答した人も21.0%いました。一方、「どれくらいの期間取得するのが最適だと思いますか」と尋ねると、最も多かったのは「一概には言えない」の22.7%。3か月以上の期間を選択した人の合計は3割を超えました。
 
男性が育休取得することのメリットについて尋ねると、64.8%が選択した「妻のストレスが軽減される」を抑えて最も多かったのは「家事育児の経験が夫の視野を広げる」で69.3%に及びました。それだけ女性には、世の男性は家事育児の実情が見えていないと映っているようです。3位には「夫と子どもが、かけがえのない時間を過ごすことができる」が入り61.4%でした。一方デメリットについては、「夫が家事育児をせず却って妻のストレスが溜まる」が48.1%で1位。「昇進が遅れるなど夫のキャリアダウンにつながる」36.8%、「休業期間中に夫の仕事勘が鈍る」32.3%と続きました。男性育休取得を歓迎する女性が多いものの、休業しても夫が育児をせず、却って妻がストレスを溜めてしまうことになりかねないと懸念する声はフリーコメントにも多数見られました。育児も家事も、女性が行うことを前提に“主婦業”と呼ばれてきました。そんな性別役割分業意識が男性の育休取得促進を阻害する大きな要因となっています。シェアの仕方はご家庭によって異なることがありますが、本来、妻も夫もともに育児・家事の主体であるはずです。性別に関係なく、夫婦ともに主婦・主夫として“しゅふ”意識を持つことが男性育休取得促進の鍵になると考えます。
川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。2011年に設立したしゅふJOB総合研究所では仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”のべ40000人以上の声を調査・分析。2021年に独立。“ワークスタイル”をメインテーマにした研究・執筆・講演、企業の事業支援および広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

人材派遣、紹介、アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げなど事業現場の最前線から、広報ブランディング・経営企画・人事など管理部門までを管轄。雇用・労働分野の有識者として多数のメディアに出演し、人材マネジメントから法規制まで雇用労働分野の幅広いテーマについて意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員​
 

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員​
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)​
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)​
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など​
 
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:​
ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数​
 
◇執筆・その他 ITメディア連載『「人材サービス」が滅ぶ日は来るのか?』/マネープラス連載『ワークスタイルの見つけ方』​他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、NEWSポストセブン、アーバンライフメトロなど執筆・寄稿記事多数​
大学や男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターなども務める​


調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:684名 ※女性のみ
調査実施日:2022年3月23日(水)~2022年3月30日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※本リリースの引用の際は、必ず「しゅふJOB総合研究所調べ」とクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ17万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:兒玉・川﨑

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お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/