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【夫の家事・育児2023】夫の家事に「満足」16.7%、「不満」55.3%

2024年1月4日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『夫の家事育児2023』をテーマに、就労志向の既婚女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:510件)

調査結果概要

1.夫の家事・育児に「満足」16.7%、「不満」55.3%
2.「現実とイメージ」、「直近3か年」、「子どもの数別」比較
3.取り組んでいた家事は、子どもいる・いない共に「ゴミ出し」が最多
4.子どもいる夫が取り組んだ方がいい家事は、「名もなき家事全般」が最多
5.夫の家事・育児「取り組み不足度」
6.フリーコメントより

夫の家事・育児に「満足」16.7%、「不満」55.3%


「現実とイメージ」、「直近3か年」、「子どもの数別」比較




取り組んでいた家事は、子どもいる・いない共に「ゴミ出し」が最多



子どもいる夫が取り組んだ方がいい家事は、「名もなき家事全般」が最多



夫の家事・育児「取り組み不足度」





フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

<家事・育児を十分行っていて満足と回答した人>
・ウチは協力的な方なので不満はない(50代:パート/アルバイト)
・結婚したての頃から、夫に家事をするように仕向け、褒めて、家事育児が当然という認識でそれを通常運転にした。私も仕事しているのでとても助かっています。最初が肝心です(40代:パート/アルバイト)
・いつも助かっています。主人が休みと聞くと嬉しくなります(50代:公務員/団体職員)
・文句なし。毎日、ありがとうございます♪(50代:パート/アルバイト)
・私のやり方と違うのですが、夫のやり方も受け入れて2人で乗り越えていこうとしてくれている。子どもが小学生になって、やっと夫が家庭の事を出来る時間を作ってくれた(30代:パート/アルバイト)
・夫より稼ぐと積極的に家事をするようになりました。笑(50代:フリー/自営業)
・元々家事スキルが高く、当たり前のようにこなしてくれるし、休みの日は子供の相手をしてくれ、文句のつけ所がない(30代:パート/アルバイト)
・在宅ワークになって、家事をかなりやってくれるようになった(50代:パート/アルバイト)
・夫の家事負担には、およそ満足しています。おかげで、自分の仕事や親の介護に時間を使えています。あとは、愚痴を言わないで行動してくれれば文句なし!です(50代:パート/アルバイト)
・うちの夫は専業主夫(60代:パート/アルバイト)


<家事・育児を少しは行っていて不満はないと回答した人>
・率先してくれていて毎日頭が下がる思い(20代:正社員)
・よくやってくれてはいますが、食器を洗ったら、生ゴミをゴミ箱にいれなかったり、キッチンを拭き上げなかったり…少しづつ足りない部分があり、モヤモヤしながら、仕上げてる(40代:今は働いていない)
・夫妻平等に家事をするのが良しと思ってはいないです 個々の家庭で考えにあった役割分担で家事、育児をすれば良いと思います 肝心なのは互いの家事の内容に無関心で無いことだと思います(60代:今は働いていない)
・いつも自分がやっていることはやってくれるが、気を利かせて他のことをやるということが不足している(30代:パート/アルバイト)
・そもそも妻である私も大した事をしていない(50代:その他の働き方)
・夫の帰宅時間が遅いので、私も夫にしてあげる事に対して手を抜いていた部分があったので、お互い様かなと思います(40代:今は働いていない)
・夫は在宅勤務が多いので、夕飯の支度や準備をしてくれているのが当然だと思っていたが、感謝を忘れないようにしようと思う(50代:その他の働き方)
・やってますアピールを除いて、おおむね感謝している(50代:フリー/自営業)
・不満はありますが夫なりにがんばっているのでそこは評価してあげようと思います(40代:正社員)
・帰りも遅くまでお仕事をしているので、特に家の事までお願いしようとは思わない(40代:パート/アルバイト)


<家事・育児を少しは行っていたが不満と回答した人>
・どれも中途半端なので結局やり直すことになることが多い(50代:派遣社員)
・育児→子に関わろうとする意識はあるものの、自分の仕事・やりたい事と子のお世話が同時にできないので心許ないと感じる(30代:今は働いていない)
・自分優先、疲れているアピールがものすごく、面倒臭いと思うものからは逃げる。疲れていようが夏があろうが両立して来たのが妻、わかっていない(60代:派遣社員)
・結局「手伝っている」という認識が消えず、当事者意識がない。「分からないから」「下手だから」と逃げる姿勢は変わらない(50代:派遣社員)
・あとでやるといったものがたまって全く手をつけない。捨てていいものか残さないといけないものかわからずうちが片付かない(50代:パート/アルバイト)
・子供の成長とともに、また、家族として過ごす年数が長くなったとともに、うちで必要となる家事や要領が分かり少しずつ実践できるようになってきました。しかし、質・量ともにもう少し頑張ってほしいです(40代:フリー/自営業)
・ゴミ出しではなく、ゴミを運ぶだけ。手伝うなら、やり直しをしなくても良いように、やって欲しい。やり方や話をよく聞いて!(50代:今は働いていない)
・洗濯は自分の物だけをする。掃除も自分の周りだけをする(50代:今は働いていない)
・“やってあげている感”を醸し出していて、嫌になってくる。家族以外の他者(近所の方や子供の他の保護者等)が見ている環境下でしか育児に積極的に取り組んでいる風な見せ方をするので、もやもやが募る(40代:派遣社員)
・夫自身、職場での地位や責任も重いため、大変であることを認識しているが、家族が病気で苦しんでいるときは、もう少し積極的に行動してもらえるとうれしい(40代:その他の働き方)


<家事・育児を全く行っておらず不満と回答した人>
・最初から期待しないで過ごしていたのでとくにない(50代:パート/アルバイト)
・全く何もせずゲームばかりで呆れています。残念です(40代:今は働いていない)
・言わなければ何もしない。頼むのも事細かに説明したら怒るので頼まない方がいいのかと思ってしまう(40代:パート/アルバイト)
・家事育児に関心がない、女性は家事育児するの当たり前と思っている(40代:パート/アルバイト)
・一切の家事・育児には協力もなく、本当に一人だけでずーっと頑張ってきたと思います(50代:今は働いていない)
・自分の頭で考えずに言われたからやる、気が向いたからやる。それではだめだと思う。本人に自覚はなく、職場で指示待ちの人がいたことを愚痴っていた。家ではあなたがそうだと言ったが、心には響いていない様子(50代:契約社員)
・口を出さずに手を出して欲しい(50代:パート/アルバイト)
・自分から行うことはまずなくて、たまにやると「やってあげた」感を出してくるため、ストレスがたまります。男女の区別なく、自分がやって当然のことという意識がない限り、この状況は変わらないでしょうね…(50代:パート/アルバイト)
・どんな時もいつでもサブ、バイト感覚。優先順位は仕事→自分→子どもや家族。仕事を言い訳にしてやらないでいられることを探している感じで本当に間違った人と結婚したと思う毎日(30代:今は働いていない)
・昭和の人間なので、仕事といえば、なにもしなくていいみたいで、なにも協力しませんでした(60代:パート/アルバイト)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

 就労志向の既婚女性に「2023年を振り返って、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思いますか」と尋ねたところ、「不満」と回答した人が55.3%と過半数でした。それ以外の「不満なし」と回答した人の比率は44.7%で、直近3か年比較で最も低くなっています。男性の育休取得率が年々上昇傾向にある一方で、家事・育児に対する妻側の満足状況は逆行してしまっているようです。また、「2023年を振り返って、家事・育児で夫が“積極的に取り組んでいた”と思うことは何ですか」との質問には、お子さんがいない人といる人のいずれにおいても、「ゴミ出し」と回答した人の比率が最も多くなりました。


 一方、「2023年を振り返って、家事・育児で夫が“もっと積極的に取り組んだ方が良い”と思うことは何ですか」との質問に対しては、お子さんがいない人は「掃除や片づけ」が最も多く、お子さんがいる人は僅差で「名もなき家事全般」が最も多くなりました。そして、夫が積極的に「もっと取り組んだ方が良いこと」の比率から「取り組んだこと」の比率を引いて算出した『取り組み不足度』では、お子さんがいない人といる人のいずれにおいても「名もなき家事全般」が突出して高くなっています。また『取り組み不足度』が最も低かったのは、お子さんがいない人いる人のいずれにおいても「ゴミ出し」、次いで「買い物」の順でした。フリーコメントには夫の家事・育児に対する妻の様々な声が寄せられましたが、「文句のつけ所がない」などと絶賛する声がある一方で「間違った人と結婚した」といった辛辣な声もありました。夫の家事・育児に対する期待感が高まる中、妻の眼はさらに厳しくなっているようです。家事・育児の全体像を把握しなければ見えてこない“名もなき家事”への対応など、世の夫に対して家事・育児への当事者意識を持つ姿勢がより強く求められてきているように感じます。
川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。

これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、およそ300本のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員

◇委員等
厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など◇メディア出演
NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数◇執筆・その他
ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める


調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:510名 ※既婚女性のみ
調査実施日:2023年11月15日(水)~2023年11月22日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:川﨑・岩﨑

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