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働く母に聞く【結婚・出産を機に“正社員”を辞めた経験は?】 「辞めたことある」80.1%/退職理由「心身に負担」46.4%

2024年5月9日

ビースタイルグループ


仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『正社員経験と退職』をテーマに、就労志向の既婚女性にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:606件)

調査結果概要

1.正社員として働いた経験「6年以上」51.5%
2.正社員経験平均年数「子どもいない」11.6年、「子どもいる」7.4年
3.正社員として働いていた時、結婚や出産で退職した経験「ある」78.2%
4.結婚や出産で正社員以外に変えたまたは退職した経験:子どもの有無別比較
5.結婚や出産で正社員以外に変えたまたは退職した人の理由
6.フリーコメントより

1.正社員として働いた経験「6年以上」51.5%

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2.正社員経験平均年数「子どもいない」11.6年、「子どもいる」7.4年

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3.正社員として働いていた時、結婚や出産で退職した経験「ある」78.2%

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4.結婚や出産で正社員以外に変えたまたは退職した経験:子どもの有無別比較

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5.結婚や出産で正社員以外に変えたまたは退職した人の理由

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フリーコメントより

・家事と仕事ワンオペが現実で会社の制度が無い限りキャリアは捨てるしかない(50代:正社員)
・周りに協力と実家が近い等自分(妻側)にあわせた生活じゃないと無理だと思う。私の場合は義理家族と敷地内同居で
 全く協力をえられず、子どもが小学校高学年になるまで社会復帰できなかった(40代:パート/アルバイト)
・どちらもというのは難しいと思う。ダイバーシティとか騒ぎすぎだと思う。仕事一筋の人をもっと評価すべきと思う
 (40代:今は働いていない)
・育児に専念する期間があってもいいと思います。転勤族などもいるので、ブランクに対してそこまで社会がナーバス
 になる必要もないのではと考えます(50代:今は働いていない)
・在宅ワークがもっと増えれば良い(40代:パート/アルバイト)
・保育園問題と子供が病気になった時の休暇の取りやすさ改善してほしい(20代:今は働いていない)
・何より会社の理解がないと始まらない(40代:パート/アルバイト)
・両立という考え方をやめるべき。本気できちんとやるならば、どちらも片手間にやれるようなものではない。但し、
 この場合、家庭は育児を含むものとします(40代:その他の働き方)
・夫婦お互いの思いやりがあっての、お互いの仕事、キャリア。他人や国に頼る前に、ますば家族での話し合い(50代
:パート/アルバイト)
・出産すると、女性はどうしても一時的にキャリアを中断しなければならない時期がある。子どもが小さいうちはフル
タイムで働くことも難しいので、結果、思うようなキャリア形成ができないのが現実ではないか(40代:今は働いて
いない)
・職種によって仕事と家庭の両立が全くできない(30代:パート/アルバイト)
・子供が生まれるまでは、キャリア形成にも頑張っていたが、今は家庭と子供との時間を大切にしたいので、キャリア
 形成よりも短時間勤務で、子供の病気で休みやすい仕事を求めている(40代:SOHO/在宅ワーク)
・そもそも会社や家庭での相互理解がない。例えとして、今年1年で子供の学級閉鎖での休みが年3回、計3週間ほどあ
りました。学童も使えず、一人で一日留守番が出来ない子をおいていくわけにもいかず、結果として休みましたが、
 夫は相手にしてくれず、会社の方からは休みが多い、と言われました(30代:パート/アルバイト)
・家庭は家事だけではなく、子育てが入ると高い壁が立ちはだかる(50代:派遣社員)
・もっと社会全体で、自由度の高い勤務時間と仕事量、協力関係を変化する状況に応じてすぐに対応できるなどの環境
 構築が大切かと思う(50代:パート/アルバイト)
・子供にどこまで時間や労力をかけるか次第でもある(40代:契約社員)
・通勤時間を含めて仕事に拘束される時間が少なくなれば、家庭と仕事の両立をしやすくなる人も多いと思う(50代:
今は働いていない)
・時短勤務で評価を下げることはおかしいと思う(30代:パート/アルバイト)
・子育てで忙しい時期とキャリアを積める時期が重なり、キャリアアップを諦める女性がかなりいるのが残念(50代:
派遣社員)
・職場が家族とそれぞれの構成を理解して、個人の考えを聞いたり、働いてる人が今どう考えてるか聞く機会を持った
ら良いと思います(50代:パート/アルバイト)
・以前、アルバイトから時短(6時間)正社員登用されたが、正社員だということで一気に仕事が増え、持ち帰りサービ
ス残業をし、結果、1日8時間以上働いていたが、評価は時短だからそこまで高くされないし、苦しかったし、体力
的にも辛かった(40代:正社員)
・幼少期の数年は、子どもとの生活を優先したい。その後にキャリアアップ可能なようにブランクがあっても活躍
 できる社会が望ましい(50代:パート/アルバイト)
・職場の理解を得るというよりも、男性の働き方や、社会のあり方が変わらないかぎり、女性がキャリアを積むのは
 難しい。出産によりブランクが出来、復帰する土壌もなく、また子供の育児に専念したい場合のサポートは、ほぼ
 ない。柔軟な働き方が出来ず、しっかり働かなくては子供の預け先がない(40代:パート/アルバイト)
・男女格差を感じ、女性はキャリアを選びずらい(60代:今は働いていない)
・妊娠初期からつわりがひどく、出産当日まで1日10回以上それは続き、日々生きることで精一杯だった そんな状態
 で仕事なんて不可能で、結局産んでからも復帰は不可能だった キャリアを積むなんて考えることもしなかった
 (50代:パート/アルバイト)
・結婚と同時に辞めざるを得なくなり、辞めてしまいましたが、出産後も早く仕事をすれば良かったなぁと後悔して
 いる。歳もとり、ブランクがありすぎて、就活が大変(50代:今は働いていない)


しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より>
 正社員と呼ばれる雇用形態で働いている人も、ライフステージによって様々な影響を受けることがあります。就労志向の既婚女性に「あなたは、これまでに正社員として働いた経験はありますか」と尋ねたところ、お子さんがいない人は平均で11.6年だったのに対して、お子さんがいる人は7.4年と4年以上も短くなりました。続けて、過去に正社員として働いた経験がある人に「あなたは正社員として働いていた時、結婚や出産が理由でパートなど正社員以外の雇用形態に変えた、または退職したことはありますか」と尋ねると、退職したことがあると回答した人が78.2%。さらに、お子さんがいるか否かで比較すると、お子さんがいない人は退職経験者が64.5%であるのに対しお子さんがいる人は80.1%と15ポイント以上多くなりました。母親になった人は正社員を退職した比率が高く、また正社員経験が短くなる傾向にあることが伺えます。

 退職したことがある人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「正社員として働き続けるのは心身に負担がかかる」で46.4%。次いで「正社員として働き続けるのは時間的に難しい」43.9%、「家族の協力が得られなかった」25.4%と続きました。結婚や出産を機に雇用形態を変えたことがある人の理由も概ね似た傾向となりました。正社員という雇用形態は結婚後の女性に負担をかけ、また出産した人にはさらに大きな負担がかかっているようです。共働き世帯が増え続けている昨今、母の日にはお母さんへの感謝を伝えるとともに、働く母にかかっている負担の大きさについても考えてみていただきたいと思います。

川上研究顧問


<しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー​>

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。

これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員

◇委員等
厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など◇メディア出演
NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数◇執筆・その他
ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める


調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:606名 ※既婚女性のみ
調査実施日:2024年3月12日(火)~2024年3月19日(火)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先

ビースタイルグループ広報担当:川﨑・岩﨑

Mail:pr@b-style.net
お問い合わせページ:https://www.bstylegroup.co.jp/contact/media/